一般的に「相続対策」と言った場合、いかにして相続税を安くするか、納税資金を手当てしておくか、ということが意識されがちです。

しかしこれは「相続税対策」であり、相続対策の一項目に過ぎません。

相続税の総額を抑えることができても、事業が承継できなかったり、相続人同士が「争族」になっては、もはや相続対策とは言えないでしょう。

「残された人たちで仲良く相談して分けてほしい」

そのお気持ちはとてもよくわかりますが、現実問題として、相続人同士で争い、修復不可能な遺恨を残してしまうことも多いのです。

親族間という結びつきによるこれまでの関係があるゆえに、単純な財産額の多寡にかかわらず、ご本人の「気持ち」同士がぶつかり合いやすいからでしょう。

「相続問題は、相続人の数だけ利害関係人がある」と言っても過言ではありません。

大切な相続人を、相続人同士の争いから守るために、生前からしっかりとした相続対策を検討することをご提案いたしております。